「データシェアできる格安SIMを教えてほしい」「お得なシェアプランを提供している格安SIMを知りたい」など格安SIMのおすすめのシェアプランをお探しではありませんか。
この記事では、データシェアできる格安SIMの中から、おすすめの4社をピックアップし、それぞれのシェアプランを比較しています。
格安SIMのシェアプランに興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
シェアプランを比較する格安SIM4社を紹介
今回、シェアプランを比較する格安SIMは、次の4社です。
mineo | 関西電力グループのオプテージが運営している格安SIM |
---|---|
IIJmio | インターネットイニシアティブ(IIJ)が提供する老舗の格安SIM |
イオンモバイル | 大手スーパーのイオンが提供している格安SIMサービス |
BIGLOBEモバイル | 大手インターネットプロバイダのビッグローブ株式会社が運営している格安SIM |
格安SIM各社のシェアプランを比較
格安SIM各社のシェアプランの内容について、違いが一目でわかるよう一覧表にまとめました。
時間のない方はぜひこちらをご参照ください。
また、次項より、各社のシェアプランについて1社ごとに詳しく解説していますので、お時間のある方はぜひ、そちらもお読みください。
mineo | IIJmio | イオンモバイル | BIGLOBEモバイル | |
---|---|---|---|---|
シェア料金 | 無料 | 無料 | 2~3回線目:220円 4~8回線目:440円 ※月額気品料金に含まれている |
音声通話SIM:990円 データ通信SIM:220円 手数料:3,300円 SIMカード準備料:433円 |
最大シェア人数 | 10人 | 10人 | 8人 | 5人 |
同一名義 | 同一名義でなくてもシェア可能 | 同一名義のみ | 同一名義のみ | 同一名義のみ |
シェアプランの概要 | 繰り越しデータ容量をシェアする | 各々が契約したデータ容量の合算分をシェアする | 家族で1つのデータ容量を契約し、シェアする | 家族で3GB以上のプランを契約し、追加料金を支払ってシェアする |
おすすめポイント | 家族でなくてもデータシェアができる | シェアも解除も自由自在 | 店舗で相談できる | 用途に合わせてシェアSIMか家族割かが選べる |
mineoのシェアプラン
mineoの料金プランは、データ容量の違いで選ぶ「マイピタ」と、データ容量は無制限で通信速度の違いで選ぶ「マイそく」の2種類があります。
データをシェアができるのは「マイピタ」のプランです。
mineoの料金プラン
データ容量 | 音声通話+データ通信 | データ通信のみ | |
---|---|---|---|
マイピタ | 1GB | 1,298円 | 880円 |
5GB | 1,518円 | 1,265円 | |
10GB | 1,958円 | 1,705円 | |
20GB | 2,178円 | 1,925円 | |
回線 | ドコモ、au、ソフトバンク | ||
余ったデータ | 自動繰り越し |
mineoのシェアプランの特徴
- データシェアのサービスが3種類ある
- 家族でなくてもデータシェアができる
- 特定の相手とデータ容量をシェアするプランと、不特定の相手とシェアするプランがある
- 利用料金は無料
1.mineoにはデータシェアのサービスが3種類ある
mineoには、データ容量を無駄なく使い切るためのサービスが、次の3種類用意されています。
- パケットシェア
- フリータンク
- パケットギフト
➀パケットシェア
パケットシェアは、当月中に使い切れなかったデータ容量を、翌月に特定のメンバーとシェアして使うことができるサービスです。
mineoでは、契約したプランのデータ容量を当月中に使い切れないと、使い切れなかった分は、翌月に自動繰り越しされますが、翌月中に使い切れないと、翌々月以降には繰り越されず、自動消滅します。
しかし、パケットシェアを利用すると、翌月に繰り越されたデータを最大10回線までシェアして使えるようになります。
しかも、繰り越されたデータは、契約したプランのデータ容量よりも優先的に消費されるため、1人ではデータ容量を余らせていた人も、複数の人と繰り越しデータを共有することで、結果的にデータ容量を最後まで無駄なく使い切ることができます。
パケットシェアを利用するには、サービス申込時にデータをシェアするメンバーをあらかじめ登録しておく必要があります。
メンバー登録の手続きを行うと、各メンバー宛に承認依頼メールが届きますので、メンバーがそれぞれ1週間以内に承認の手続きを行うと、翌月からパケットシェアのサービスを利用できます。
ただし、承認依頼メールが届いてから1週間以内にシェアメンバーの全員が承認手続きを行わないと無効となってしまうので注意してください。
データをシェアするメンバーは、登録した人たちに固定されます。
メンバーや代表者(=申込者)を変更する場合は、いったんパケットシェアを解約した上で改めて申し込みが必要です。
➁フリータンク
フリータンクは、パケットシェアと異なり、いつでも誰とでも自由にデータを共有できるサービスです。
契約したデータ容量を使い切ることができなかったユーザーが、仮想の「フリータンク」に余ったデータを入れておくと、データ容量が足りずに困っているユーザーが、タンクからデータを引き出すことができる仕組みとなっているため、mineoユーザー同士が「フリータンク」を介して、自由にデータをあげたり、もらったりするサービス、と理解するといいでしょう。
データをフリータンクに入れる人も、フリータンクからデータを引き出す人も、特定のユーザーではなく、誰でも利用したい時に自由に利用できるのが魅力です。
余ったデータをみんなで分け合うことで、データ容量を無駄なく活用することができます。
フリータンクを利用するには、mineoのコミュニティサイトである「マイネ王」への登録が必要です。
フリータンクの利用を通じて、おすそ分けや感謝のメッセージを伝えあうことで、ユーザー同士の交流を促進するサービスにもなっています。
➂パケットギフト
パケットギフトは、余ったデータを家族や友達などにプレゼントするサービスです。
データ容量が余りそうなユーザーにとっては、データを無駄にすることなく消費でき、データを贈られた相手は喜ぶので、一石二鳥のサービスといえます。
1回のギフトで贈れるデータ容量は、10MB以上9,999MBまでであるなら任意の量が贈れます。
ただし、贈られたデータ容量は、贈られた月の翌月末までに使い切らないと無効になってしまうため、贈り先にどれくらいの通信量が必要なのか確認してから贈った方が親切といえるでしょう。
2.家族でなくてもデータシェアができる
格安SIMサービスのデータシェアプランは、同一回線である家族間で行われることが多いのですが、mineoは家族だけでなく、友達や恋人、仕事仲間など同一回線でない人ともシェアできるのが魅力です。
フリータンクにいたっては、ユーザー同士であれば、見知らぬ相手であってもデータシェアができます。
シェアメンバーの種類を選ばないため、企業で申し込んでデータを互いにシェアするといった使い方も可能です。
3.特定の相手とデータ容量をシェアするプランと、不特定の相手とシェアするプランがある
パケットシェアは、あらかじめ登録されたメンバーでデータをシェアし、パケットギフトは特定のユーザーにデータをプレゼントします。
しかし、フリータンクは特定の相手ではなく、不特定のメンバーとデータをシェアすることができるサービスです。
mineoのデータシェアは、特定の相手とも不特定の相手ともシェアするプランが用意されているのが特徴です。
4.利用料金は無料
パケットシェア、フリータンク、パケットギフトのいずれも、サービスの利用は無料です。
IIJmioのシェアプラン
IIJmioの料金プランは、「データ容量」と「SIMのタイプ」を選んで契約する形になっています。
IIJmioの料金プラン
SIMのタイプ | ||||
---|---|---|---|---|
音声SIM/音声eSIM | SMS SIM | データSIM | データeSIM | |
2GB | 850円 | 820円 | 740円 | 440円 |
5GB | 990円 | 970円 | 900円 | 660円 |
10GB | 1,500円 | 1,470円 | 1,400円 | 1,100円 |
15GB | 1,800円 | 1,780円 | 1,730円 | 1,430円 |
20GB | 2,000円 | 1,980円 | 1,950円 | 1,650円 |
30GB | 2,700円 | 2,680円 | 2,640円 | 2,340円 |
40GB | 3,300円 | 3,280円 | 3,240円 | 2,940円 |
50GB | 3,900円 | 3,880円 | 3,840円 | 3,540円 |
回線 | ドコモ au | |||
余ったデータ | 自動繰り越し |
IIJmioのシェアプランの特徴
- 各々が契約したデータ容量の合算分をみんなでシェアできる
- データ容量プレゼント機能がある
- 家族間通話の割引がある
- データシェア、データプレゼント機能の利用は無料
1.各々が契約したデータ容量の合算分をみんなでシェアできる
IIJmioのデータシェアは、同一契約者名義であれば、最大10回線までデータ容量を分け合って使うことができます。
例えば、2GBプラン、5GBプランをそれぞれ同一名義で契約すれば、合計7GBを2人でシェアして使えます。
契約している回線やSIMタイプが異なっていてもデータシェアは可能です。
家族でシェアすれば、まとまったデータ容量を無駄なく使えて経済的です。
また、1人で複数台を所持し、仕事用とプライベート用など用途別に使い分ける時にデータ容量をシェアすれば、どちらのデータ容量も偏りなく消費することができます。
また、シェアグループは複数作れるので、親と子供とでシェアグループを分けたり、音声SIMとデータSIMとでシェアグループを分けたりすることもできます。
ただし、契約者が別々だと、家族であってもデータ容量のシェアはできないので注意してください。
データ容量シェア機能の申し込みは、IIJmioを新規に申し込む際に同時に複数回線申し込むことで、データシェアを即時に利用することができます。
すでにIIJmioのプランを利用中で複数回線持っている方は、会員専用ページから設定できます。
データシェアするグループを作成してからシェアする回線を選択し、手続きを進めていきましょう。
データ容量シェア機能は、月の末日以外、いつでも何度でも利用できるサービスです。
データをシェアするだけでなく、シェア機能を外すことも自由にできます。
データシェアをする時は、シェアする回線のデータ容量の残量全てを移行するか、残すかを選択できるため、グループメンバーの状況に応じてフレキシブルに対応できます。
しかし、新規申し込みと同時にシェア機能を申し込んだ場合は、申し込んだすべてのSIMのデータがシェアされるのでご注意ください。
データシェアの設定を変更したい場合は、会員専用ページから設定の変更ができます。
データシェアを外す時は、会員専用ページから、シェアを外したい回線のチェックを外せばOKです。
2.データ容量プレゼント機能
同一名義で契約している複数の回線内で、データ容量をプレゼントするサービスです。
例えば父親の名義で子供2人がそれぞれ2GBプランを、父親が15GBプランを利用している場合、父親がそれぞれの子供に1GBずつプレゼントするといったことができます。
データ容量のプレゼントは、いつでも何度でも利用可能です。
プレゼントのやり方は簡単で、会員専用ページから、プレゼントしたい人の回線を選んで、贈りたいデータ量を設定するだけです。
贈りたいデータ量は10MB単位で選べます。
データ容量の贈り先は、データ容量をシェアするグループのメンバーであってもなくてもプレゼント可能です。
シェアグループのデータ容量の残量を、プレゼント機能を利用してメンバーに振り分けるといった使い方もできます。
3.家族間通話割引
IIJmioは、家族が同一名義で音声SIMを契約すると、家族間の通話が60%割引されます。
通話料は通常22円/30秒なので、割引が適用されると8.8円/30秒となり、家族でお得に電話ができます。
4.データシェア、データプレゼント機能の利用は無料
データ容量シェア機能と、データ容量プレゼント機能は、どちらも無料で利用できます。
イオンモバイルのシェアプラン
イオンモバイルの料金プランは、あらかじめ家族でデータをシェアして使う設計となっており、データ容量の選択肢が豊富に用意されています。
また、60歳以上の方には、1人で利用するか、夫婦2人でデータをシェアして使うかが選べる、リーズナブルな「やさしいプラン」が用意されています。
イオンモバイルの料金プラン
下表は、データ容量を2人もしくは4人でシェアして使った場合の月額基本料金です。
2人で利用 | 4人で利用 | ||
---|---|---|---|
やさしいプラン | |||
1GB | 1,408円 | 1,188円 | 2,608円 |
2GB | 1,518円 | 1,298円 | 2,178円 |
3GB | 1,628円 | 1,408円 | 2,288円 |
4GB | 1,738円 | 1,518円 | 2,398円 |
5GB | 1,848円 | 1,628円 | 2,508円 |
6GB | 1,958円 | 1,738円 | 2,618円 |
7GB | 2,068円 | 1,848円 | 2,728円 |
8GB | 2,178円 | 1,958円 | 2,838円 |
9GB | 2,288円 | 2,068円 | 2,948円 |
10GB | 2,398円 | 2,178円 | 3,058円 | 20GB | 2,508円 | - | 3,168円 |
30GB | 3,058円 | - | 3,718円 |
40GB | 3,608円 | - | 4,268円 |
50GB | 4,158円 | - | 4,818円 |
60GB | 4,708円 | - | 5,368円 |
70GB | 5,258円 | - | 5,918円 |
80GB | 5,808円 | - | 6,468円 |
90GB | 6,358円 | - | 7,018円 |
100GB | 6,908円 | - | 7,568円 |
150GB | 9,658円 | - | 10,318円 |
200GB | 12,408円 | - | 13,068円 |
回線 | ドコモ、au | ||
余ったデータ | 自動繰り越し |
イオンモバイルのシェアプランの特徴
- 家族でデータシェアするのが前提のプランのため、新たな設定を必要としない
- 選べるデータ容量が豊富
- 店舗で申し込みや相談ができる
1.家族でデータシェアするのが前提のプランのため、新たな設定を必要としない
イオンモバイルの料金プランは、データ容量を1人~8人で分け合って使うことを前提に設計された、音声SIMのシェアプランが基本です。
2~3回線目は1人当たり220円、4~8回線目は1人当たり440円を追加することでデータ容量をシェアできる仕組みとなっています。
しかし、月額基本料金に追加の利用料が含まれているため、別途料金を支払ったり、自分で設定の手続きを行ったりする必要はありません。
契約時にデータ容量とシェアする人数を選ぶだけなので、とてもわかりやすいです。
また、60歳以上の方には、1人または夫婦2人で、1GBから10GBまで選んで使えるお得な「やさしいプラン」がありますので、家族3世代でデータシェアサービスを利用することもできます。
2.選べるデータ容量が豊富
データ容量は1GBから200GBまであり、小中容量は1GB刻み、大容量は10GB刻みで用意されています。
選択肢が非常に多いため、ライフスタイルに合ったデータ容量を選ぶことができ、データを無駄なく使えます。
3.店舗で申し込みや相談ができる
イオンモバイルは、全国にあるイオンモバイル店舗で相談や申し込みができるため、インターネットでの申し込みに苦手意識を持つ方も安心してサービスを始められます。
BIGLOBEモバイルのシェアプラン
BIGLOBEモバイルの料金プランは1GBから30GBまで6つあり、データ容量とSIMタイプを選んで契約します。
BIGLOBEモバイルの料金プラン
音声通話SIM | データ通信SIM | |
---|---|---|
1GB | 1,078円 | - |
3GB | 1,320円 | 990円 |
6GB | 1,870円 | 1,595円 |
12GB | 3,740円 | 2,970円 |
20GB | 5,720円 | 4,950円 |
30GB | 8,195円 | 7,425円 |
回線 | ドコモ、au(データ通信SIMはドコモのみ) | |
余ったデータ | 自動繰り越し |
BIGLOBEモバイルのシェアプランの特徴
- 端末を複数台契約するプランは「BIGLOBE家族割」、「シェアSIM」の2種類ある
- 大容量を複数の端末で無駄なく使いたいならシェアSIM、家族で個別にデータ容量を使いたいなら家族割がおすすめ
- 「エンタメフリーオプション」はエンタメをどれだけ利用しても通信量ゼロ
1.端末を複数台契約するプランは「BIGLOBE家族割」、「シェアSIM」の2種類ある
BIGLOBEモバイルでは、端末を複数台契約したい場合、「BIGLOBE家族割」での申し込みと、「シェアSIM」での申し込みの2種類の方法があります。
BIGLOBE家族割とは
BIGLOBE家族割は、家族全員が1人1人必要なデータ容量を契約すると、2回線目以降の月額料金が毎月200円割引されるサービスです。
1つのデータ容量を家族みんなで共有したり、各人が契約したプランの合算したデータ容量を、契約した人みんなで共有したりするシェアプランではありません。
例えば、名義人であるAさんが音声通話SIMの6GB、Aさんの妻が3GB、Aさんの子供2人がそれぞれ3GBと6GBのプランを契約すれば、Aさんの妻と子供2人の月額料金がそれぞれ200円(税込220円相当)割引されるのが家族割です。
家族割が適用された時の月額料金は、以下のようになります。
音声通話SIM | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
1GB | 3GB | 6GB | 12GB | 20GB | 30GB | |
1回線目 | 1,078円 | 1,320円 | 1,870円 | 3,740円 | 5,720円 | 8,195円 |
2回線目以降 | 858円 | 1,100円 | 1,650円 | 3,520円 | 5,500円 | 7,975円 |
データ通信SIM | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
1GB | 3GB | 6GB | 12GB | 20GB | 30GB | |
1回線目 | - | 990円 | 1,595円 | 2,970円 | 4,950円 | 7,425円 |
2回線目以降 | - | 770円 | 1,375円 | 2,750円 | 4,730円 | 7,205円 |
Aさん一家の場合、家族合計の月額料金が、Aさん1,870円+Aさんの妻1,100円+子供1,100円+子供1,650円=5,720円になり、家族割の適用がない場合より660円安くなります。
シェアSIMとは
シェアSIMは、3GB以上のデータ容量プランを1つ選んで契約し、契約したデータ容量を複数の端末で共有して使うプランです。
例えば、Aさんが20GBのプランを契約すれば、Aさん一家で20GBをシェアして使うことができます。
シェアSIMは、通常の料金プランに追加料金を支払うことで、最大4回線まで利用できます。
シェアSIMの追加料金は、音声通話SIM1枚につき990円、データ通信SIM1枚につき220円です。
Aさん一家の場合、音声通話SIM20GBプランの月額料金5,720円に、Aさんの妻と子供2人の音声通話SIM料金990円×3枚=2,970円がプラスされ、合計の料金は8,690円になります。
さらに、シェアSIMが1枚追加されるごとに手数料3,300円とSIMカード準備料433円が加わりますのでご注意ください。
BIGLOBEモバイルで複数の端末を契約したい方は、用途に合わせて家族割か、シェアSIMを選びましょう。
2.大容量を複数の端末で無駄なく使いたいならシェアSIM、家族で個別にデータ容量を使いたいなら家族割がおすすめ
シェアSIMは、大容量のデータ通信をスマートフォン、タブレット、ゲーム機など複数台の端末でシェアすることで、データを無駄なく使えるサービスです。
例えばAさんが20GBプランを契約し、妻と子供2人と4人でシェアすれば、1人では使い切れないデータ容量を合理的に消費できる上、余ったデータは翌月に繰り越されるため、データを無駄なく使い切ることができます。
また、シェアSIMは、1つのデータ容量を複数の「SIMカード」でシェアする仕組みのため、例えばAさんが1人で所有しているスマートフォンとタブレットとで、データ容量をシェアすることも可能です。
スマートフォンをデザリングして使えば、カフェでパソコンを開いて仕事をしたり携帯ゲーム機で遊んだりといったことができますし、通勤中に動画やSNSをたっぷり楽しむこともできます。
一方、家族割は、家族1人1人が必要なデータ容量を契約したい場合におすすめです。
家族でデータをシェアすると、誰か1人がデータを使い過ぎると速度制限がかかり、ほかの人がストレスなくインターネットを楽しめなくなってしまうことがあります。
家族みんなが思い思いにインターネットを楽しみたいなら、シェアSIMより家族割の方がいいでしょう。
3.「エンタメフリーオプション」でエンタメをどれだけ利用しても通信量はゼロ
BIGLOBEモバイルの最大の特徴は、YouTubeなど動画や音楽のサービスをどれだけ使ってもデータが消費されない「エンタメフリー」オプションがあることです。
対象となるサービスは、
- YouTube
- Spotify
- U-NEXT
- ABEMA
- AppleMusic
- LINE MUSIC
- radiko
- dマガジン
など、21種類もあります。
エンタメフリーオプションの料金は、音声通話SIMで308円/月、データSIMで1,078円/月です。
音声SIMなら初回最大2ヶ月は無料で利用できます。
ご家庭で子どもが動画をずっと見ているなら、シェアSIMと一緒にエンタメフリーオプションを申し込むことをおすすめです。
格安SIMのシェアプランを選ぶポイント
データシェアできる格安SIMをお探しの方に、自分に合ったシェアプランを選ぶポイントを紹介します。
家族でシェアするのか、家族以外とシェアするのか
格安SIMのシェアプランは、データ容量を家族でシェアすることが多く、同一名義人での申し込みが前提となっています。
友達や恋人など家族ではない人、名義人が同一でない人とデータシェアできる格安SIMは、それほど多くありません。
今回比較している格安SIM4社の中で、名義人が異なる人とデータシェアできるプランを提供しているのは、mineoだけです。
シェアプランの申し込みを検討している方は、誰とデータシェアしたいのか、家族とデータシェアしたいのか、そうでないのかを事前に決めてから申し込むようにしましょう。
同一名義人の扱いに注意
シェアプランは、一般的に家族でデータシェアできますが、名義人が同一であることが条件となっています。
家族であっても名義人が異なる場合は、新たに名義人を同一にする手続きを必要とするため、手間がかかります。
また、未成年の子供は、親を名義人にして契約できますが、成人して自ら契約したいとなった場合、シェアプランをいったん解約して新たに子供自身が名義人として再度契約しなおす必要があります。
格安SIMのシェアプランのメリット
格安SIMのデータシェアのメリットを紹介します。
データ容量を無駄なく使える
シェアプランは複数の端末間でデータ容量を有効に活用できるため、端末ごとにデータ容量を契約するのに比べて、無駄なくデータを使い切ることができます。
料金を節約できる
同一名義人の下で契約を1つにまとめることができるため、個別に契約するより諸経費が抑えられます。
また、複数の端末で1つのデータ容量を分け合って使うため、通信費用を大幅に節約することができます。
1人で複数の端末に利用することもできる
シェアプランは家族とデータ容量を共有するだけでなく、契約者(名義人)1人が複数の端末で利用することもできます。
例えば、仕事用とプライベート用の2台のスマートフォンを使い分けている場合、それぞれ個別に契約するより、データ容量をシェアした方がお得に利用できる上、データを無駄なく使い切ることができます。
格安SIMのシェアプランのデメリット
格安SIMのデータシェアのデメリットを紹介します。
シェアメンバー全員に速度制限がかかることがある
データをシェアしているメンバーの1人がデータ容量を使い過ぎると、シェアメンバー全員が速度制限を受けてしまいます。
メンバーの中に、極端にデータを消費する人がいる場合は、データをシェアするより個別に契約するプランの方がおすすめです。
個別契約の方が安い場合がある
基本的にシェアプランは、個別に契約するプランより通信費用を大幅に節約できますが、なかには個別に契約した方が安い格安SIMがあるため注意が必要です。
今回紹介した格安SIMの中でもBIGLOBEモバイルは、シェアする回線を追加するごとに、追加のシェア料金と手数料が発生します。
手数料は3,000円以上と高額です。
多くの回線とシェアすれば、契約するプランの月額基本料金に、シェアする人数分の手数料とシェア料金が加算されるため、トータルの費用が高くなります。
個別契約した際の料金と、シェアした際の料金とを比較して選ぶことをおすすめします。
格安SIMのシェアプランを比較したまとめ
シェアプランは、会社によって使い方や特徴が異なるため、自分のライフスタイルにあったプランを提供しているところを選ぶことが大切です。
本記事を参考に、データシェアでお得に格安SIMを使いこなしましょう。